2006年08月10日
番外編☆不死身龍からの手紙
わが家のプチ妖怪達が
山のキャンプ合宿へ旅立っていってから
早1週間が過ぎようとしています。
彼らはスイスとの国境にある
ジュラ(あのジュラ紀のジュラ)地方にいっています。
ある朝、不死身龍からの手紙が舞い込んできました。
不死身龍は、こがっぱの1歳違いのおにいちゃん。
思春期に突入して、やたらとスタイルを気にしたり
クールぶったりするようになりましたが、
基本はマジメでとってもまっすぐ、
こがっぱと違って標準の範疇にいる男の子です。
、、、どれどれ?
はじめのうちはフランス語で、
洞窟探検にいったこと、カヌーの実習があったこと、
マウンテンバイクを楽しんだこと、
などがひとしきり書いてあります。
まぁ、楽しそうでよかったわねぇ。
去年イギリスにいかせたときとはえらい違いだわ。
、、、あら?
日本語でも書いてあるわ。
えらいえらい、、、
Dear Mother,
こんにちは
あなたは だいじょぶですか?
わたしは へき。
じゃ またれ
有
、、、ふぅ。
いいたいことは判るけど、、、どっと脱力です。
いくら日本語を勉強してる最中とはいえ、
いきなり『あなたは だいじょぶですか?』っていったら
相手によっては殴られるわよねぇ。。。
『じゃ またれ』は「またね」の間違いなのかしら、、、?
それとも時代劇風の『待たれ』なの、、、?
そういえば不死身龍は、
ときどきお手伝いに来てくれるおねえさんに
日本語を教わっていたときにも、
ノートにおもしろいことを書いた前科があるのでした。
たしか「ロックウェルさんの家の隣には加藤さんが住んでいる」
というフランス語を日本語に訳す問題だったはずです。
彼のノートに書いてあったのは、、、
ロックウェルちんのとなりには
カトちんが すんでいる。
この文を見た時に、私は必死で笑いをこらようとしながらも、
頭が勝手に回転し始めるのを止められませんでした。
強靱なアングロサクソン系のミスター・ロックウェルが
チカラこぶをムキムキと見せつけながら
「グッモーニン!」と家から出てきた直後に、隣から
あの懐かしいづらとちょびひげつきのカトちゃんが出てきて
「へぇっくちん!!」
こがっぱは基本的に、いっつも天然でズレたりハズレたり。
常ににやにやふにゃふにゃしていることもあって、
ただそこにいるだけでオカシイのが日常です。
けれど不死身龍は、持ち前のまっすぐさと生真面目さに
思春期特有の大人びたふりをしたポーズが加わって、
とてもシリアスな印象の少年なのです。
なのに「わたしは へき」と「カトちん」。。。
やっぱり兄弟なんだわ、、、と
私は少しほっとしたような気持ちです。
安心していいのかどうかは別として。。。