2006年06月21日
おじさんとチェスをする☆の巻
ある夕方のプチ妖怪屋敷には、
日本からのお客さんたちがみえてました。
「けいかっぱくんは、チェスはやらないのかな?
おじさん、碁はできないけれど、チェスならできるよ」
それを聞いてにやりと微笑んだ、こがっぱ。
すかさず奥の院がら秘蔵のチェス盤をもってきました。
「あっれーーーー?
クイーンがひとつなくなってる、、、」
再び奥の院に戻って、がさごそ。
しばらくさがしていたかと思ったら、
ピンクのブタのマスコットを片手に戻ってきました。
「これを代わりにしてね」
しげしげ手にとってみたおじさんがいいました。
「ブタがクイーンだなんて、よわっちぃ感じだなぁ。
それに、けいかっぱくんのチェス、、、
コマ自体が独特の形してわかりづらいというか、、、
なんだかおじさん、、、負けそうだなぁ、、、」
予言どおり、おじさんは早い段階でブタ(クイーン)を
こがっぱに取られ、本当に負けてしまいました。
「けいかっぱくん。強いねぇ。すごいすごい。
チェスに勝ったから、おじさんの大切な電子手帳を
日本語の勉強のために、きみにあげよう。
これは結構高かったんだけど
、、、えぇい。あげちゃおう!」
画面を見て、さわって、ぴこぴこ。
よろこぶ、こがっぱ。
「その代わり、けいかっぱくんが日本にきて
日本のチェス盤で対戦して、もしおじさんが勝ったら
、、、けいかっぱくんのいちばん大切ないいものを
おじさんにちょうだいね」
ちゃっかりおじさんは言います。
すると、こがっぱ、
真剣な表情で、すかさずこう答えました。
「いいもの? 大切? かっぱ?」
かたわらの巨大なぬいぐるみ、かっぱむすを指さして、
「ぼくのいちばん大切ないいもの」
「。。。いゃーー、
河童はおじさん、、、いぃかなぁ、、、」
「そうだよね、、、大きすぎるよね。
だったらもっとちっちゃいので、
かっぱどーすっていうのがいるからそれでいい?」
「。。。いゃーーー、
そのぉ、、、大きさとかの問題でねく、、、」
こがっぱ、あくまでも真剣。
おじさんがなぜおたおたしてるのか、
さっぱり判っていない模様です。
うふふふ。
この勝負もこがっぱの勝ちかしら。。。