2006年04月09日
妖怪アンテナ☆
幼い頃にフランスにわたったわが家のプチ妖怪たち。
彼らはパリっ子と変わらない環境で日常生活を送り、
パリっ子と変わらない環境で学校に通い、
メンタリティも話す言葉もまるっきりフランス人と一緒。
基本的な日常会話はすべてフランス語だから、
日本語は少しずつあやしくなってきています。
けれど、せっかく日本人として生まれたのだから
日本語もしっかり話せるべきだという思いもあって、
私はプチ妖怪たちとは日本語で会話をし、
彼らができる限り日本語を使わざるを得ない環境を
つくるようにしているのでした。
ある日、ふと思い立った私は、
河童ラヴなこがっぱが
いったいどこまで河童について知ってるのか、
訊ねてみることにしました。
ねえねえ、こがっぱ、
河童って、おばけなの?
「ううん。ちがうよ」
自信満々に首を横に振る、こがっぱ。
それじゃ、ゴースト?
「ううん。ぜんぜんちがう」
またまた首を横に振る、こがっぱ。
そしたら、ファントムかしら?
「ううん。ちがうってば」
やっぱり首を横に振る、こがっぱ。
ならば、、、宇宙人なのかな?
「ううん。ママ、わかってないね」
ブンブンと首を横に振る、こがっぱ。
じゃぁ河童って、、、妖精?
「うんうん!! そうそう」
満足げにコクコクとうなづいてる、こがっぱ。
えー? ほんと?
森の中やお花畑をひらひら飛んでいる妖精?
「、、、、、」
なぜだか眉間に皺をよせる、こがっぱ。
私は妖精じゃなくて、妖怪かと思ってたわ。
「、、、、、」
ハッと気がついたような表情を一瞬だけ浮かべ、
それでも強引に河童の腕をひらひらさせている、こがっぱ。
こがっぱ、、、妖精と妖怪を間違えたのね。。。
ひっこみつかなくなったんだわ。。。
「妖精、、、かっぱかわいいし、、、」
とってつけたようなことをいうこがっぱの頭には、
寝ぐせにも似た妖怪アンテナが無数にたっていたのでした。